わからないときは聞き直す!

英語が聞き取れないときは、聞き直してよいのだ。

意味が分からないときは、もう一度説明してほしいと言うべきだ。

なぜなら、ネイティブ曰く、会話はproactiveなものだからだそうです。

その時の効果的な聞き直し方をネイティブに教わったので、共有します!

 

英語がわからないのは、自分の勉強不足のせいだけではないのです。

みんなで勇気を出して「もう一度お願いできますか?」と英語で聞き直してみましょう!!

 

イギリス人も英語を聞き取れない

イギリス人が先日、目からうろこの発言をしました。

「私はイギリス人だけど、スコットランド人の英語は早くて聞き取れないのよ」

 

誇り高き英語の達人、イギリス人が母国語の英語を聞き取れないとは…!

これには本当に驚きました

 

実は私には一つ悩みがあります(いっぱい悩みはありますが、ここではさておき)。

それは、アイルランド人の同僚の英語がほとんど聞き取れないことです…。

 

対面では細かい表情や身振り手振りもあるので、彼と楽しく会話できます。

しかしオンライン会議になると、10%くらいしか聞き取れません

 

画面上の聞き取りにくさはあります。

独特のアクセントや、モゴモゴとした話し方の癖も確かにあります。

でも彼の場合は、何よりも超早口!!

 

これまでは、それを聞き取れない自分に非がある、と思っていました。

自分が英語ネイティブではないからだ、自分の勉強が足りないからだ、と。

 

ところがイギリス人は「それは違う」と断言します。

スコットランドやアイルランドなど、地方によって早口なしゃべり方をする所があり、ネイティブでも聞き取れないのだと言います。

ゆえに、会議にいるほとんどの人が聞き取れていないだろう、というのです。

 

ジャパニーズもびっくり。

これには驚きました。

 

 

早口が聞き取れないとき

さらにイギリス人は言います。

「そんなときは、聞き取れないからもう一度ゆっくりしゃべってほしい、とすぐに言うのよ」

 

でも…。

英語を聞き取れないのは自分のせいだと思っている日本人には、聞き直すことはハードルが高いですよね…。

 

しかしイギリス人は意に介さず、それは違う、ときっぱり。

なぜなら、ネイティブ曰く、会話はproactiveなものだからだそうです。

 

わからないときは聞くのが当たり前。

聞かれる方も、気を悪くすることはない。

ただし丁寧にお願いすることが重要。

 

相手が早口の場合は、次のように聞き直すのがおススメとのことです。

 

Excuse me, I didn’t quite catch that, please, could you repeat that.

 

Let me stop you there one moment. I didn’t quite catch that.

Would you be able to repeat that, please?

 

I am ever so sorry, but I am not used to listening to an Irish accent.

Would you mind if I ask you to repeat things sometimes?

 

Just to remind you, English is my second language and I am still perfecting my skills.

Is it possible for you to slow down whilst I am listening to you?

 

こう言われれば、相手も喜んでゆっくりしゃべってくれるだろう、とイギリス人は言います。

本当だろか…。

勇気を出して、今度アイルランド人に言ってみよう…。

 

 

意味が分からないとき

ネイティブと話していると、イディオムや難しい聞いたことがない単語を使うことが多々あります。

例えば、会議ではこんな表現をよく聞きます。

 

There is an elephant in the room.

 

A black swan event.

 

Let’s not beat around the bush. 

 

そんな時もネイティブ曰く、「わからなければ必ず聞き返すこと!」

わかったふりをしてわかっていないと、お互いの時間を無駄にするからだと言います。

 

この時もしかし聞き方に注意が必要だそうです。

「意味が分からない」と直接言うのではなく、「大変恐縮ですが、教えて頂けますでしょうか」というニュアンスが必要だそうです。

 

これも覚える価値がありそうです。

例えば次のような表現を使うといいそうです。

 

So, let me check if what I heard is actually what you mean…

 

May I ask you to explain…

 

Would you mind helping me with understanding  the meaning of …

 

I was hoping if you could explain…

 

つまりは聞く勇気とスキル

聞くことは恥ずかしいことではないのです。

私たち日本人は聞くことが苦手なのかもしれません。

「わかりません」と言い慣れていないのかもしれません。

 

でもいいのです。

もっと積極的に聞いてよいのです。

効果的に聞き返すことができれば、むしろ相手は「聞いてくれている」と喜んでくれるのです。

 

必要なのは、聞いてよいのだ、と自分に許可を与えること。

一歩勇気を出すこと。

 

そしてもう1つ、聞くスキルを身につけること。

それにはやはり練習が必要でしょう。

上記のような例文を自分で反復し、ネイティブをつかまえては聞く練習相手にしましょう!

 

それにはオンライン英会話というツールも有効です。

ぜひ皆さんも聞く勇気をスキルを身につけて、もっと会話を楽しみましょう!

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