upで始まる、気になる英単語を集めました!
日頃、時事や会話でよく見聞きするものばかりです。
すべてupが英単語の前に付くので、意味がごっちゃになり困ることがあります。
皆さんも一緒に復習してみませんか。
upset
まずはupsetから。
これは形容詞の「be upset(がっかりする)」ではありません。
動詞の「upset(ひっくり返す)」です。
英英辞書で動詞のupsetは次のような意味です。
to change a plan or situation in a way that causes problems
つまり事態を悪い方に転覆させる、というような意味でしょうか。
最近の欧米の金融危機について、upsetを使って例えば以下のように表現することができます。
Recent bank failures may upset the entire world economy.
(最近の銀行破綻は世界経済全体に悪影響を及ぼす可能性がある)
upend
同じように、ネガティブな方に状況がひっくり返るときに、upendが使われるのをよく見ます。
英英辞書で動詞のupendは次のような意味です。
to turn something upside down
普段end(下)にあるものがup(上)にされる、つまり上下が逆転する、という意味のようです。
The COVID-19 upended the global economy and our lives.
(コロナ禍で世界経済や私たちの生活はめちゃくちゃになった)
ネガティブ感がただよう、upendです。
uplift
ネガティブが続いたので、今度はポジティブ系のupで始まる用語を見てみましょう。
まずはuplift(増加)。
経済用語で、利益や株価などが増加するときに、名詞形でよく使ます。
We saw an uplift in the stock market yesterday.
(昨日株式市場が上向いた)
英語は繰り返しを嫌がる言語です。
なので、increaseを使いすぎてるなと思ったら、時々upliftに置き換えることで文章にリズムを出せます。
uptick
upliftと同義語のように使えるのが、uptick(増加)でしょう。
ただuptickは、それまで一定または減少傾向だったものが増加する、というニュアンスがあるようです。
とはいえ、金融英語では、uptickとupliftは同じように使われているような印象です。
どちらもincreaseに置き換えられて、便利です。
upshot
最近よく時事英語で耳にするのが、upshot(結果、結末)です。
What’s the upshot of the series of events?
(一連の出来事は結局のところ最後どうなったの?)
それにしても、なぜup+shotの組み合わせで、「結論」という意味になるのでしょう…。
なかなかすんなり入ってこない、けれども使ってみたくなるのが、upshotです。
uphill
それに対して、イメージしやすいのがuphillです。
hill(坂)をup(上がる)なので、「きつい」とか「困難な」という意味の言葉です。
an uphill battle
(苦しい戦い)
私はこのイディオムで覚えてしまっています。
The company may face an uphill battle in entering into a new market.
(新しい市場に参入することで厳しい戦いになる可能性がある)
言葉は、イメージしやすいと使いやすいものです。
upskill
最後に…響きがなんとなく気にっているのが、upskill。
ネイティブは、動詞形で「upskill(スキルを磨く)」を使っています。
How can we upskill our people?
(どうやって従業員のスキルを磨けるのか?)
端的に短い言葉で「スキル向上」を言い表しています。
なかなかかっこいいです。
さいごに…
書き始めたら楽しくなって、止まらなくなってしまいました。
イメージできると、私たちノンネイティブも使いやすくなりそうです。
まだupで始まる時事英単語は他にもあるのでしょうが、今日はここまでにします。
次回は「underで始まる気になる英単語」もリストアップしたいと思います!