なんでも、ものは考えようです。
言い方ひとつ、考え方ひとつで、人生はポジティブになれるのです。
先日息子との会話でそんなことを実感しました。
人生で一番長く寝た!
「昨日は人生で一番長く寝られた!最高だった!」
家族で夕飯を囲んでいるときに、中学生の息子がそんなことを言いました。
いつも10時間近く寝ているし、昨日は確か、同じ時間に寝ているはずの息子。
なのに「一番長い時間寝られた」とはどういうことなのだろう。
聞くと、なんでも
「昨日の夜、朝かと思って起きたら、夜中の12時だった。
まだ7時間も寝られる!やった~!と思って寝なおした」そうです。
「そしたらまた夜中の2時に起きた。
まだまだ寝られる!最高じゃん!」
と、再びご機嫌で寝なおしたらしいのです。
つまり彼の中では、同じ夜の睡眠なのに、いつもより12時間近く長く寝られた感覚らしいのです。
なので朝起きた時には、とっても得をしたような、たくさん寝たような、そんな気がしているようなのです。
それを聞いている私たち家族は、頭の中で?マークです。
「いつもと同じ睡眠時間だと思う」
「っていうか、夜中に2度も起きて、普通ならなんで眠れないのか心配にならないのか?」
でも当の本人は、充実した睡眠にとても満足顔です。
その時に私は思いました。
1つの事象を、自分がどのように捉えるかの違いなのだ、と。
ものは考えようで、ネガティブにもポジティブにもなるのです。
英語では「perception」という言葉がぴったりかもしれません。
perception: the way you think about something and your idea of what it is like
(Longmanの英英辞書より)
second sleepという考え方
その関連で、最近オンライン英会話の先生から習った言葉を思い出しました。
second sleep(2回目の眠り)
現代社会では、夜に何回も起きてしまうと「睡眠障害」「不眠症」などと心配されることがあります。
私も昔から眠りが浅く、夜中によく起きてしまいます。
さすがに慣れっこになりましたが、夜中に起きるのは決して愉快なことではありません。
でも電気もガスもない昔は、夜中に起きることは当たり前だった、と先生は言います。
当時、人々は日暮れとともに寝て朝日とともに起きていました。
つまり夜が長いので、夜中に起きて時間を過ごすことが生活の一部だったそうです。
具体的には、夜中に起きて、家事をしたり、近所の人とおしゃべりをしたりしていたそうです。
そうして、夜中の時間を思い思いに過ごした後に、再び眠りについて、朝起きるという生活習慣があったようです。
その習慣を、当時は「second sleep(2回目の眠り)」と人々は呼んでいたとか。
実際にsecond sleepという言葉は、昔の文献にも残っているようです。
「私たちの先祖は夜中に起きる習慣があった。
だから私たちが夜中に起きることは、自然なことなんだ。
夜中に起きたら本を読んだりお茶を飲んだりして、ゆっくり好きな時間を過ごせばいい。
ものは考えようなんだ。」
私の英語の先生はこんなことを私に教えてくれました。
本当にその通りだと思いました。
なんでも、ものは考えようなのです。
言い方ひとつ、考え方ひとつで、人生はポジティブになれるのです。
ポジティブ思考になるための4つの方法については、こちらのブログもご覧ください!